空飛ぶ雑草

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イギリス旅行7泊10日(1)旅程~ロンドン観光

はじめに

 人生3度目のイギリス。めっっっっっっちゃ楽しかった!これまでの海外旅行でTOP3に入るぐらい、心の底から楽しかった。時間もお金もめちゃくちゃかかったけど全く悔いなし!めいいっぱい満喫してきた。あまりに楽しかったので、まだ記憶に残ってるうちにキッチリ記録に残したくてこのブログ作ったまである。

 一旦思いのままに書いたら論文並みの長さになったので、複数投稿に分割することにした。マジで語りたいこといっぱいある、今回の旅行。この記事だけでも5,400字ぐらいあるよ。

旅程

 往路が深夜便、復路は早朝便ということで、遊べたのは実質7日間。現地のオプショナルツアーはいろいろ使ったけど、航空券やホテルは自分で予約した。改めて思ったけど、私は団体旅行よりこういう自由な個人旅行の方が好き!

  1. ロンドン観光
  2. ウィンザー城・ストーンヘンジ・オックスフォード(バスツアー参加)
  3. ロンドン観光
  4. ロンドン観光
  5. 半日グリニッジ+半日ロンドン
  6. ロンドン観光
  7. 半日バース+半日ロンドン

 ちなみに、イギリスに限らずいつもオプショナルツアーの予約に使ってるのは「ベルトラ」。日本語で予約して日本円で支払いできる。ミュージカルのチケットとかは英語のサイトでも直接買えるけど、例えば日本語のガイドツアーに参加したい!とかならここオススメ。基本的なラインナップは充実してるし、なにより私個人は今までトラブったことないので信頼してる。

www.veltra.com

フライト

 シンガポールからは直行便で約14時間。自分史上最長のフライトで行く前からずっと憂鬱だったけど、念入りに準備したおかげでそんなに苦にならなかった!通路側の座席に陣取り、装備はいつも通りメディキュット+腹巻+ショール。それと、Kindle・Switch・事前にダウンロードしたNetflix & YouTube。特にSwitchは必携だなと最近思う。フライトの残り時間を忘れて没頭できるので、ゲーマーにとっては一石二鳥。ちなみに、往路で見かけた乗客が普通のクッションを持参しており、なるほど名案と思ってロンドンで購入したのはいい思い出。ネックピローは首が絞まるのが苦手でいつも使わないけど、クッションなら実際いろいろ使えて便利だった。難点はかさ張ることだけかな。

 機内エンタメでは『スーパーマリオブラザーズ』と実写版『リトルマーメイド』が見れたのでホクホク。機内食もおいしかったよ!英国飯に疲れた後、復路で出てきた海鮮やきそばは泣きそうなぐらいしみた。やはり私はアジア人の舌。。。

 唯一の不満は、復路のモニターで手持ちのイヤホンが使えなかったこと。おのれBoeing777-330ER……。往路のA380は航空会社のイヤホンじゃなくても使えたぞ!それ以外にも、A380はトイレも多いし広いし諸々最高だったな。今回はエコノミーだったけどいつか絶対アッパーデッキに乗るぞ!!(宝くじ買うかぁ)

ロンドン

 行けたスポットは下記のとおり。(順不同)

観光

  • ビッグベン
    やっぱり見ておきたいロンドンのアイコン!中には入らず外で写真撮っただけ。以前はリニューアル中で見れんかったけど、新しくなった時計の文字盤は離れて見ても分かるぐらいピッカピカになってた。
  • タワーブリッジ
    同じく外から写真だけ。近くにあったギフトショップがかわいかった。珍しく船が通行して橋が上がってるところ見れたので、ラッキーだったな。
  • バッキンガム宮殿
    2度目の内部見学。ある程度覚えてるからか、余裕をもってゆったり鑑賞できた。
    前もってNetflix『ザ・クラウン』も最新シーズンまで完走していたので、感動もひとしお。写真撮影厳禁なのが惜しまれるぐらい本当に金ぴか宮殿。私が一番好きなのは絵画の間。でもこれが「家」だと思うと全くくつろげないので、やはり私は生粋の庶民。そういえば、ついでに見た馬小屋もおもしろかったな。馬小屋といいつつ、金ぴかの馬車が複数台展示されてたし、ロールスロイスもおいてたけど。戴冠式の馬車はなるほど確かにとびぬけて豪華だった。
  • ウェストミンスター寺院
    ここも以前は工事中だったので、初めて中に入った。めちゃくちゃ広い!そして床は墓標だらけ!あのダーウィンの名前が普通に床にあった。日本人の感覚だと踏むのためらわれるけど、そんなこと気にしてられへんぐらい床に名前が彫ってあって笑った。豪奢な彫刻と天井の高い立派な建築で、思わずため息が出た。戴冠式関係の展示が目立ったのもタイムリーだったな。人のお墓ってこと忘れるぐらいそこかしこに豪華な彫刻が置かれてた。
  • ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
    服飾の博物館といえばここ!私は衣服よりジュエリーに釘付けになった。でっかい色石見るとアドレナリンがドバドバ出て楽しい。ヴィクトリア女王のティアラは、アルバート公とのエピソードも相まって一番印象に残った。あれ生で見れただけで価値があった。他にも彫刻やら絵画やら見るとこ多すぎ。これが入館料タダはほんまに最高としか。あと、この辺に住んでんのかなみたいなマダムたちが内設のカフェで優雅にお茶してるのを見て、私もそんな老後を過ごしたいと思った。
    さらに、この博物館はなんといってもギフトショップが至高。洗練されておしゃれな雑貨たち!手ごろでおいしいクッキー!しかも入れ物かわいい!みんなと同じようにエコバッグとクッキーを買って帰った。
  • 大英博物館
    時間がなかったのと、宮殿やら他の博物館やらを先に見ていたので芸術品の食傷気味だったので、滞在時間はごくわずか。セキュリティチェックがあるとはいえ、入館料タダなので「ミュージカルまでまだ時間あるから立ち寄るか」ぐらいの気持ちでふらっと行けるのはありがたい。こういう時に世界史勉強しとけば良かったなって心底思う。けどその場で気概はないので、速足でエジプトコーナー等々を通過。少なくともモアイとシヴァ神は見た。(特に深い理由はなく、たまたま通りがかったらいた。)日本コーナーが閉まってたのは非常に残念!ギフトショップではなぜか『冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏』モチーフのネックレスがあったので思わず購入。展示品が描かれたタンブラーもかわいかったのでゲットした。

食事

  • ボロマーケット
    噂には聞いてたけど本当に食べ歩き天国だった。パエリア激うま!もっと腹ペコで行くべきだったな。ちなみに鳥めっちゃおったので(しかも全然人から逃げへんし隙あらば飯強奪をもくろんでる。くそっ。)私みたいな鳥恐怖症の人は注意。
  • Brown's Hotel
    念願の本格ホテルアフタヌーンティー!お値段するけど十二分にその価値あり!その理由はお茶とお菓子のおかわりし放題だから!しかも余ったらお菓子は持ち帰れる!最初のサンドイッチから最高すぎておかわりしてしまった。結果、後半のスイーツが食べきれず実際にお持ち帰りしたよ。入れてくれた箱がまた豪華で五つ星のおもてなしパワーにひれ伏した。淹れてもらったお茶も言わずもがな美味しいこと美味しいこと。。。スコーンはもう粉から美味しいことが伝わったし、持ち帰って翌日に食べてもおいしかった。すごすぎ。一番感動したのはスタッフの対応。腰はひけてるし英語は拙いしな日本人に対して、気さくに声をかけてくれて「小エビのサンドイッチだけおかわり?もちろんどうぞ」「お茶なくなっちゃったね。次何にする?」「持ち帰り?OKちょっと待ってね」ってリクエストをするする解決してくれて本当に気持ちよく時間を過ごせた。ヨーロッパでこんなにきちんと丁寧な接客に出会えるなんて。また行きたいよー!
  • Mercato Mayfair
    ミュージカルの昼公演後、中途半端な時間だけど晩ご飯食べたくて寄ってみた。これが大当たり!元教会という厳かな内装に対して、とてもカジュアルでスタイリッシュなフードストールが立ち並んでいてそのギャップに驚く。深く考えずに手打ちパスタを食べたけど、もっっっっっっっっちもちの生パスタだった!フードコートのクオリティとは思えない。レストラン行くより手頃でパブより健康的で最高の一人飯。今回は飲まなかったけど、ワインやジンを取り扱ってるところもあった。ここでお酒飲んだらめちゃくちゃ気持ちいいに違いないので、次回に持ち越し!
  • Seven Dials Market
    上記に比べると見た目のインパクトはないけど、屋内できれいなフードコートだった。メキシカンやらピザやらお酒やら基本を押さえたラインナップだし、コヴェントガーデンに近いので立地は最高。観劇前後のご飯にぴったり。私の場合、ここに寄る前の数日間で洋食、というか小麦粉に飽きていたので我慢できずに韓国料理を食べた。ポンドだと割高~と思いつつも、久しぶりに食べた白米に全身が喜んでた。

買い物

  • ハロッズ
    王道・鉄板と揶揄されてもかまわない。だってかわいいから!行く前から数か月ほどオンラインショップを覗いて悩んでたけど、行ってからもやっぱり悩んだ。右を見ても左を見てもかわいい。でも値段はかわいくない……。結果的に分かりやすいロンドン柄の小さいリュックを買った。地下のデリやパンも充実していたのでよく使った。アジア系のデリもあるし便利。本当にいつ来ても手堅いデパート。
  • リバティ
    特に何を買うわけでもないけど、ついつい立ち寄りたくなる。相変わらずエレベーターが極狭でエスカレーターのない建物に懐かしい気持ちになった。前に来た時も不便すぎてビックリしたな。大半が予算オーバーなアイテムなのでウィンドウショッピングだけにしたけど、上の方にあった本・文具エリアは物珍しくかわいかったのでオススメ。
  • フォートナム・アンド・メイソン
    ド定番、それもそのはず安定の旨さ。「また買うのか」と理性はつぶやくけど、本能は次々とティーバッグを買い物かごに入れてしまう。でも本当においしいから仕方ない。スモーキーアールグレイはやっぱり鼻から煙が出そうな濃い香りがする。お茶以外でいうと、ここのショートブレッドは絶品。源氏パイ的な軽さ(比べていいのか?)なので袋を開けると手が止まらない。
  • パートリッジス
    いかりスーパーのような高級スーパー。全国レベルでいうと成城石井とか?ともかく、ここで買った今年のフレーバーティーがおいしかった。あとデリが最高。でっかいスコッチエッグとでっかいパイとでっかいカプレーゼを買って帰った。あんな肉厚トマトと肉厚モッツアレラは初めて。店員のおじさんに温めをお願いしたら「いいよ。どれ?スコッチエッグ?」「そうです」「パイも?」「ええ(来るかな)」「カプレーゼも?」「そんなわけないやろ(来たわ)」と、きれいな三段オチを見せてくれてウケた。笑いのセンスは国境を越える。ちょっと駅から歩くけど、訪れて損はない。
  • ロンドン交通博物館
    コヴェントガーデン行ったら絶対立ち寄るけど、展示は一度も見たことない。目当てはタダで入れるギフトショップ。どうしてこうカラフルな路線図とか交通ロゴマークってかわいいのかね。ここでエリザベス線のクッション買った。今ではそいつを抱きしめながら仕事してる。
  • TESCO Superstore
    アールズコート駅が最寄りの巨大スーパー。ローカルチェーンの旗艦店なのかな。とにかく手ごろな土産探しに最高。アジアでは見たことないネスプレッソの互換カプセルやビールを手あたり次第買った。インスタント麺も面白そうなものがたくさんあった。ばらまき土産に困ったらここに来れば間違いないと思う。

おわりに

 9月まではバッキンガム宮殿の内部が見学できるので、個人的にロンドン観光は9月がおすすめ。秋も楽しめるし……と言いたいところだけど、今回最初2~3日はヒートウェーブ直撃で30℃以上あった!カラッとしてるとはいえ、暑いと観光が本当にきつかったし、持参した秋服が役に立たず悲しい思いをした。でも旅の後半は25℃前後で秋らしい涼しさに。日陰に入ったときにサッと冷たい風が頬を撫でていくのが気持ちよかったな。

 ファッションとミュージカルについては、思いが爆発するので別の記事に。文化・芸術資本が豊かなロンドンは羨ましいこと限りない!一方で、大英博物館とか見てると「これって帝国支配による強奪の成果よね?つまりはハリソン・ハイタワー3世のコレクションと同様の文脈……?」という雑念が湧いてモヤモヤしたのも事実。(詳しくはTDSタワー・オブ・テラー』参照。)

 そしてこれも余談だけど、V&A博物館とバッキンガム宮殿には日本刀がいた。どっちか忘れたけど、そのうち一振に長船の銘をはっきり見てきたよ。もし彼が日本に帰国したら、きっとそれはそれは英語が堪能でロイヤルでジェントルな刀剣男士になるんだろうなぁと一人ニヤニヤした。

 そうそう、博物館といえばオーディオガイドやけど、どこも大抵スマホみたいな端末になってて感動した!重さはあるから首から下げると重いけど、直感的に操作できるし、高画質で図解してくれるのもめっちゃありがたかった!これは世界的に普及してほしい。

 テクノロジーの進化でいえば、マーケットでもクレジットカードが普通に使えて超便利だった。実際、両替していった現金は8割手元に残ってしまったので、今度行くときは両替あまりしないで行くつもり。電車もバスもタッチ決済クレカでスルッと乗れるし、オイスターカードももういらない。フィンテック最高~!

 ここまで書いてて気づいたけど、完全にまた行くつもりだな自分。貯金がんばろう。。。